(一財)日本穀物検定協会が2月28日に発表した2024年産米の食味ランキングで、佐賀県の独自品種である「さがびより」と「夢しずく」が最高評価の特Aを獲得しました。
これで「さがびより」は15年連続、「夢しずく」は2年連続獲得となりました。
本年産は、分げつ期の6月下旬から7月中旬が平年に比べに日照不足で推移し、分げつが抑制され穂数は少ないとなったものの、
9月以降、おおむね天候に恵まれたことで登熟は平年並みとなったため、作況指数は99(平年並み)となったなかでの受賞となりました。
24年産米の食味ランキングには、全国から143品種が出品され、専門家20人が外観や香り、味、粘りなどの6項目を、
各県コシヒカリをブレンドした基準米と比較評価し、特Aには全国で39点のお米が選ばれました。
佐賀県からはほかに「コシヒカリ」がA評価を獲得しました。
佐賀県の6年産作付面積は、「さがびより」で6760ha、「夢しずく」で5570haとなりました。また、「さがびより」の1等米比率は90.1%、でした。
JAの古賀常務は「米産地としての誇りと自信をもち満足できるものを今後も届けていきたい」と語りました。